生きてれば、どうしても苦手な人と関わらなければならない場面があります。
職場、サークル、近隣住民など、人間は社会で生きていく生き物なので色んな人と付き合っていかなければいけません。
そして、そんな苦手な人に限って自分に対して酷いことを言ってきますよね。
今回は相手に酷いことを言う人の心理とその対処法をお伝えします。
相手に酷いことを言う心理
心理①予想がつく人であってほしいという表れ
人間は、予想がつかず先行きが見えないと不安を感じます。
不安はストレスにつなっがていくので、予想を立てて少しでも不安材料を減らそうとします。
例えば、
明日の会社のプレゼン、うまくいくかな・・・そうだ!質問された時のために返答考えよう!
または、
あの新人社員、言い訳ばかりで仕事やってくれないよな・・・そうだ!こう言われたらこう言い返そう!
というように予想を立てて安心を得ているわけです。
対人コミュニケーションも同じで『こんなタイプの人はこう言ってくるからこう返答しよう』などと予想を立てるわけです。
ところが、中には予想のつかない人もいます。アスペルガーの人などはその傾向が強いです。
そうなると、不安が募り、ストレスが溜まり、その相手に酷いことを言ってしまいます。
心理②ストレス発散
会社の管理職などある程度、地位がある人は、ストレス発散のために相手に酷いことを言ってくる場合があります。
狙われるタイプは、いじられキャラや反論してこなそうな人です。
感情的になっているわけではなく、ただスッキリしたいだけのことが多いです。
心理③自己中心性バイアスが働くため
人間は、相手視点で物事を考えるのが苦手な生き物です。
なので、どうしても自己中心的な物の考え方になってしまいます。
このことを心理学用語で『自己中心性バイアス』と言います。バイアスとは『認知の偏り』という意味なので「自己中心的な認知の偏り」が働いてしまうわけです。
そのため、相手が傷ついていることに気付かず、酷いことを言い続けるといったケースに陥りやすいのです。
相手に酷いことを言う人への対処法
次に相手に酷いことを言う人への対処法を難度順にお伝えします。
高難度;自分が傷ついていることを伝える
とても難度の高いの対処法ですが、これが即効性があって、最も効果が期待できます。
なにも怒って伝える必要はありません。愛嬌よく、やんわりと伝える方法もアリだと思います。
ただし、コミュニケーションが苦手な人には、この対処法は向いてないかもしれませんね。
中難度;その人の期待通りの言動をとってあげる
高難度の対処法が実践しにくい人は、こちらの対処法をおすすめします。
相手を変えることができないのなら、自分が変わる原理です。
その人の期待通りの言動をとることにより、その人の自己肯定感が上がり、イライラすることが無くなりその人が常に心穏やかに過ごすことができます。
あなたに対する風当たりも無くなるでしょう。
ただし、この対処法を実践する注意点として、自分のスタンスを崩してまでする必要はありません。
なぜなら、その人の機嫌をとることが目的になり、結果的にその人に自分の人生を乗っ取られることになるからです。
自分のポリシーを大切にして、接するようにしましょう。
低難度;その人との距離を取る
とはいえ、自分のポリシーとの境界線が難しく、そんなに器用に接することができない人もいると思います。
そういう人におすすめなのが、『その人との距離を取る』です。
会わずに済むのであれば、会わない方がいいですが、職場などで毎日、会わないといけないのであれば、仕事の話など必要最低限のコミュニケーションに留め、近づかず、かと言って離れすぎず程よい距離で接しましょう。
最後に
これらの対処法は、相手に酷いことを言う人に対してどれも効果があるものなので、自分に合って、無理なくできる対処法を実践することをおすすめします。
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